身体の硬さは筋肉に関係する

「身体が硬い」とは、「関節が硬い」ことだと思っていませんか?実は「筋肉の硬さ」が原因なのです。関節を伸ばしたり曲げたりする筋肉が、運動不足で硬くなりスムーズに動かせなくなると、身体を動かすときに使う肩や腰、腕や足などの関節が硬くなります。筋肉の硬さが関節の硬さとなり、関節の稼動範囲が狭くなると「身体が硬い」ということになります。
なぜ身体は硬くなる?
いわゆる体が開かない状態、硬く縮こまってしまう原因は、主に下記のような理由が考えられます。
- 運動不足や加齢が原因で筋肉をあまり使わなくなり、関節の可動域が狭くなる
- 過度の運動によって筋肉痛になった場合、筋肉は緊張した状態になり硬くなる(適度な運動が必要)
- 筋肉が緊張して硬くなっている状態のまま無理に動かそうとすると痛みが発生するため、脳が筋肉を動かす指令を出すことを拒み、さらに硬く縮まってしまう
- 疲労が身体にたまると、筋肉が単調な動きしかできなくなる
それでは、筋肉痛のときや、疲れているときは何もしないほうがいいのでしょうか?
柔軟性アップには筋肉の緊張をほぐす

筋肉の中には、血管、リンパ管、神経が流れています。ということはつまり、筋肉が硬くなると身体全体にさまざまな不調がでてくるということです。筋肉が硬くなって栄養や酸素が滞ってしまうと、体温が手足などの末端まで届かなくなり、女性には大敵の冷えの原因にもなります。また、ストレスにより身体の緊張が解けないと、寝転んで体を休めようとしても筋肉は緊張したままになり、疲れは一向にとれないでしょう。身体を柔らかく保つためには、筋肉の正しい動かし方を知り、緊張をほぐしてリラックスすることが大切です。
筋肉を調整できると嬉しいことがたくさん
自分で筋肉をほぐすことができると、関節も調整できるようになります。そうなると、身体の癖や歪みが治り、体軸が整います。体のバランスがよくなると、慢性的な肩こりや腰痛など様々な不調が解消されることもあります。
体の硬さとは、絶対的なものではないということがお分かりになりましたでしょうか?もしも、硬いことが気になってヨガをすることを躊躇している方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょう。もちろん、柔軟性はすぐには手に入りません。少しずつヨガを深め、ご自信の成長を楽しみましょう。そして、柔軟性を保つことは知らず知らずのうちに、ご自身の健康を維持することにもつながってくるはずです。


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